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プロセルピナの歌 Song of Proserpine


プロセルピナの歌

  聖なる女神 大地の母よ
  神々も人間も 獣たちも
  草や葉や蕾や花も
  あなたの不滅の腹から生まれた
  プロペルピナよ あなたの尊い恵みを 
  あなた自身の子どもたちに与えよ

  あなたは夜露で霧を起こし
  これらの幼い花々を育む
  におやかでまた鮮やかな
  季節を彩る子どもたちへと
  プロペルピナよ あなたの尊い恵みを 
  あなた自身の子どもたちに与えよ


プロセルピナとはローマ神話に出てくる女神の名で、ギリシャ神話におけるペルセポネに相当する。ペルセポネはデーメーテールの娘で豊穣の女神であるが、プルートーによって強姦され、無理やりハデス(冥界)に連れて行かれた。

ペルセポネを失ったデーメーテールは悲しみにくれ、もし娘が戻ってこないならば、世界を不毛にすると呪う。困り果てたゼウスは、ペルセポネを母親のもとに返すように計らうが、その際に、ペルセポネがまだハデスの食べ物を食べていないことを条件とした。

ところがペルセポネはすでに、ハデスの食べ物を少しながら口にしていた。そこでゼウスは、一年の半分を地上で、残りの半分をハデスで暮らすように、取り計らった。

この詩は、そんな神話を踏まえて作ったものだろう。大地の母と呼びかけているのは、ペルセポネが豊穣の女神だからだ。








Song of Proserpine - Shelley

  Sacred Goddess, Mother Earth,
  Thou from whose immortal bosom
  Gods and men and beasts have birth,
  Leaf and blade, and bud and blossom,
  Breathe thine influence most divine
  On thine own child, Proserpine.

  If with mists of evening dew
  Thou dost nourish these young flowers
  Till they grow in scent and hue
  Fairest children of the Hours,
  Breathe thine influence most divine
  On thine own child, Proserpine.





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