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流れ星をつかまえろ Go and catch a falling star



  さあ行け 流れ星をつかまえろ
  マンドレークを根こそぎ引っこ抜け
  過ぎ去った日々がどこに消えたか
  悪魔の股を裂いたのは誰か言ってくれ
  どうしたら人魚の歌が聞けるのか
  嫉妬の針を避けられるのか 教えてくれ
   そうすればどんな風が
   正直な心を
  育んでくれるかがわかるから

  君がもしも 見えないものをも見通す
  千里眼をもって生まれたのなら
  日夜をついでいつまでも
  髪が雪のように白くなるまで駆け続けろ
  そして戻ってきたときに 君の身に起きた
  不思議なことどもを語ってくれ
   そして誓っていってくれ
   この世のどこにも
  真心のある美しい女はいなかったと

  もしいたのなら 教えてくれ
  喜んで探しに行くから
  いやいや 決してそうはしまい
  たとえ近くに住んでいたとて
  君が出会ったときにはそうだったとしても
  君が手紙を書いたときにはそうだったとしても
   その女はきっと
   僕と出会うまでに
  二人や三人の男を手玉にとるだろう


ダンの詩集「唄とソネット」のなかには、女性を憧れあるいは欲望の対象として描いたもののほか、女性を否定的に描いたものもある。この詩はその代表的なものだろう。

詩の題名は「ソング」だが、むしろ第一句目にある「流れ星をつかまえろ」Go and catch a falling star のほうが有名だ。








SONG By John Donne

  Go and catch a falling star,
  Get with child a mandrake root,
  Tell me where all past years are,
  Or who cleft the devil's foot,
  Teach me to hear mermaids singing,
  Or to keep off envy's stinging,
    And find
    What wind
  Serves to advance an honest mind.

  If thou be'st born to strange sights,
  Things invisible to see,
  Ride ten thousand days and nights,
  Till age snow white hairs on thee,
  Thou, when thou return'st, wilt tell me,
  All strange wonders that befell thee,
    And swear,
    No where
  Lives a woman true and fair.

  If thou find'st one, let me know,
  Such a pilgrimage were sweet;
  Yet do not, I would not go,
  Though at next door we might meet,
  Though she were true, when you met her,
  And last, till you write your letter,
    Yet she
    Will be
  False, ere I come, to two, or three.






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