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〜へ TO ----:エドガー・ポーを読む |
エドガー・ポーの詩「〜へ」TO ----(壺齋散人訳) わたしのこの世での運命が 惨めなものであったとしても はぐくんできた愛が一瞬のうちに 忘れられたとしてもかまわない だれよりも見捨てられた存在だとしても わたしは一向に嘆きはしない わたしがたまらないのは憐れまれること わたしはこの世にとっての異邦人なのだ 不明の人に捧げたこの詩は、「アローン」と同じように、ポー自身の孤独について語っている。アローンと同じ1829年に書かれた。育んできた愛とは誰との愛をさすのだろうか。それさえ忘れられてもかまわないとポーはいう。それほどポーの孤独は深い。 |
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TO ----. I HEED not that my earthly lot Hath ---- little of Earth in it -- That years of love have been forgot In the hatred of a minute: -- I mourn not that the desolate Are happier, sweet, than I, But that you sorrow for my fate Who am a passer by. |
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