English Poetry and Literature
HOMEブログ本館東京を描く水彩画ブレイク詩集フランス文学西洋哲学 | 万葉集プロフィールBBS


コマドリたちがやってきたときに(If I should n't be alive):ディキンソンの詩から



エミリー・ディキンソンの詩から「コマドリたちがやってきたときに(If I should n't be alive)」(壺齋散人訳)

  コマドリたちがやってきたときに
  もしも私が生きていなかったら
  赤いネクタイをしたやつに
  記念にパン屑をあげて下さい


  もしも私が寝ているせいで
  あなたにお礼を言えなかったら
  私の石のようになった唇に
  私の思いをくみ取って下さい


自分が死んだ後になお自分を思ってくれる者たちへのはなむけの言葉、鳥には記念の品を、友達には別れの言葉を





  IF I should n't be alive
  When the robins come,
  Give the one in red cravat
  A memorial crumb.

  If I could n't thank you,
  Being just asleep,
  You will know I 'm trying
  With my granite lip!





HOMEディキンソン次へ







作者:壺齋散人(引地博信) All Rights Reserved (C) 2007-2013
このサイトは、作者のブログ「壺齋閑話」の一部を編集したものである