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わたしには憎んでる暇はなかった(I had no time to hate, because):ディキンソンの詩から |
エミリー・ディキンソンの詩から「憎んでる暇(I had no time to hate, because)」(壺齋散人訳) わたしには憎んでる暇はなかった 死がそのことを妨げたから それにわたしの人生は憎しみを 極めるほど充実してはいなかった わたしには愛してる暇もなかった でもすこしは愛する努力が必要だ そういって愛する努力をするのだけど わたしにはとてもたいへんなことに思えた 自分には憎んでいる暇も、逆に愛している暇もなかった。そんなことをするいとまもないうちに、死が私を迎えにくる。 |
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I HAD no time to hate, because The grave would hinder me, And life was not so ample I Could finish enmity. Nor had I time to love; but since Some industry must be, The little toil of love, I thought, Was large enough for me. |
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作者:壺齋散人(引地博信) All Rights Reserved (C) 2007-2013 このサイトは、作者のブログ「壺齋閑話」の一部を編集したものである |